停電・断水に備える。 災害後の暮らしを支える住まい

「災害に強い家をめざして」第3回は、停電・断水への備えです。
建物に大きな被害がなくても、電気や水道が止まると、いつもの暮らしを続けることが難しくなります。
照明、冷蔵庫、スマートフォンの充電、トイレ。
日常では意識しない設備も、使えなくなって初めて大切さに気づくものです。
災害後に何が必要になるか、家族の一日を思い浮かべながら備えてみましょう。

太陽光発電は「停電時の使い方」まで確認

太陽光発電は、日々の電気をつくる設備であると同時に、停電への備えにもなります。
多くの住宅用設備には自立運転機能があり、日照がある時間帯に発電した電気を利用できます。
ただし、太陽光パネルが載っていれば、停電時も家中のコンセントを普段どおり使えるとは限りません。
切り替え操作が必要な機種や、自立運転用のコンセントから使用する機種もあります。
使える電力には上限があり、天候によっても変わります。
設置済みの方は、取扱説明書で操作方法や使える場所を確認しておきましょう。
これから導入する方は、発電量や電気代だけでなく、停電時にどう使うかも相談しておくことが大切です。

蓄電池は、容量だけでなく使いたい家電から考える

蓄電池を組み合わせると、ためた電気を停電時に利用でき、夜間の備えにもつながります。
一方、使える時間は、残量や使用する家電の消費電力などによって変わります。
選ぶ際には、冷蔵庫、照明、通信機器など、まず確保したいものを整理しましょう。
さらに、停電時に電気が届く回路、同時に使える出力、200V機器への対応なども確認が必要です。
エアコンを使いたい場合は、蓄電池の容量だけで判断せず、対応する機器や運転条件まで確認することが大切です。
家族にとって優先したい設備を決めると、必要な仕様を考えやすくなります。

水とトイレの備えも忘れずに

断水に備えて、飲料用と調理用の水は1人1日3リットルを目安に、最低3日分を用意しましょう。
4人家族なら3日分で36リットルです。広域の災害に備え、可能なら1週間分をめざすと、より余裕が生まれます。
一度にそろえるのが難しければ、普段使う水や食品を少し多めに買い、使った分を買い足す方法から始められます。
収納場所も、出し入れのしやすさや浸水のリスクを考えて決めましょう。
見落としやすいのがトイレです。
水が確保できても、排水管や下水道が被災している場合には流せないことがあります。
排水設備の状況が確認できないときは無理に流さず、便器に袋をかぶせて使う携帯トイレなどを備えておきましょう。

断熱性能も、災害時の暮らしを考える要素に

住宅の断熱性能は、日々の冷暖房の負担を抑えるために大切です。
外気の影響を受けにくくすることは、冷暖房が止まった際の室温変化を緩やかにする方向にも働きます。
ただし、高断熱の家でも、冷暖房なしで安全な室温を保てるとは限りません。
日射や外気温、停電の長さなどによって室内環境は変わるため、暑さや寒さが厳しいときは、安全に過ごせる場所へ移る判断も必要です。
自宅で過ごすことは、建物と周辺の安全が確保されていることが前提です。
避難が必要な状況では、設備や備蓄があっても避難を優先しましょう。

建築のひら木では、断熱・気密性能、太陽光発電や蓄電池、収納計画を、日常と災害時の両方から考えます。
ご家族の暮らし方に合った備えを、一緒に整理してみませんか。

最終回は、今ある住まいの防災性能を高める点検とリフォームについてご紹介します。

参考情報

資源エネルギー庁:太陽光発電設備の自立運転機能
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/community/dl/04_03.pdf

農林水産省:大事な水、どうやって備えますか?
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/imadoki/imadoki02_10.html

内閣府:できることから始めよう!防災対策 第3回
https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/73/bousaitaisaku.html

ZEHビルダー

建築のひら木はZEH※の普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2030年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

SII ZEHビルダー/プランナー一覧検索

<ZEH普及目標達成に向けて>
2030年の省エネ性能の確保義務化を見据え、ZEHはオプションではなく、住まいの最低条件というスタンスで、当社ではお客様の資産価値を守るためにZEH未満の家は建てない方針です。

MENU