リフォームは「家を直す」ことから「暮らしを良くする」ことへ

 10年後、20年後も「この家で良かった」と思えるために 

9月のブログでは、「冬が来る前に考えたい住まいの断熱」をテーマに、4回にわたってお話ししてきました。
第1回では「なぜ家は寒くなるのか」。
第2回では「窓の断熱」。
第3回では「家全体を工事しなくてもできる断熱リフォーム」。
そして第4回では、断熱・気密・耐震など「完成すると見えなくなる性能」についてお伝えしました。
最終回となる今回は、少し視点を広げて、「そもそも、何のためにリフォームするのでしょうか?」ということを考えてみたいと思います。

リフォームは「困った」から始まることが多い

私たちのところへいただくリフォームのご相談には、さまざまなものがあります。
「給湯器が壊れてしまった」
「お風呂が古くなった」
「キッチンが使いにくい」
「外壁の傷みが気になる」
「冬になると部屋が寒い」
「窓の結露を何とかしたい」
こうした目の前の困りごとを解決することは、もちろん大切です。
しかし、私たちはそこで一度、「なぜ、そうなっているのだろう?」と考えるようにしています。

「交換するだけ」で本当にいいでしょうか?

たとえば、お風呂が寒いというご相談。
古いユニットバスを最新の商品に交換すれば、見た目はきれいになり、使い勝手も良くなります。
でも、「寒い」という悩みは本当にそれだけで解決するでしょうか。
窓から冷えているのかもしれません。
壁や床の断熱が不足しているのかもしれません。
脱衣室との温度差が大きいのかもしれません。
せっかく浴室を解体するのであれば、普段は見ることのできない部分を確認することもできます。
原因を考えずに設備だけ交換すると、「お風呂はきれいになったけれど、やっぱり寒い」ということにもなりかねません。
だから私たちは、目の前の問題を直すだけでなく、その原因を考えることを大切にしています。

リフォームは、これからの暮らしを考えるチャンスです

もう一つ大切なのが「将来」です。
50代、60代になってリフォームを考えるのであれば、これから先の20年、30年の暮らしも考えてみてはいかがでしょうか。
今は何ともない小さな段差。
毎日上り下りしている階段。
冬になると寒い浴室やトイレ。
少し高い位置にある収納。
今は不便に感じていなくても、10年後には暮らしにくさを感じることがあるかもしれません。
だからこそ、リフォームするときには、「今、何に困っているか」だけでなく、「これから、この家でどう暮らしたいか」を考えることが大切です。

まだ使えるものは、無理に捨てなくてもいい

リフォームというと、「古いものを全部壊して、新しくする」というイメージを持たれる方もいらっしゃいます。
しかし、必ずしもすべてを新しくする必要はありません。
まだ十分使えるもの。
ご家族の思い出が残っているもの。
今の暮らしに合っているもの。
そうした部分は残しながら、必要なところにしっかり手を入れる。
これもリフォームだからこそできる住まいづくりです。
建て替えとは違い、今ある家の良いところを活かしながら、これからの暮らしに合わせて変えていく。
そこにリフォームの大きな魅力があります。

お金をかける場所にも「優先順位」を

リフォームには予算があります。
だからこそ、私たちは「すべて新しくしましょう」という提案ではなく、何を残すのか。
何を直すのか。
どこにはしっかり費用をかけるのか。
どこは今やらなくてもよいのか。
という優先順位を考えることが大切だと思っています。
たとえば見た目のグレードを少し抑えて、その分を断熱性能の改善に使う。
あるいは、将来の生活を考えて間取りや段差の改善を優先する。
どちらが正解ということではありません。
そのご家族にとって何が一番大切なのか。
そこからリフォームを考えることが重要です。

家は、完成したときがゴールではありません

新築でもリフォームでも、工事が完成した瞬間がゴールではありません。
本当のスタートは、そこから始まる暮らしです。
家族で食卓を囲む。
リビングでくつろぐ。
子どもや孫が遊びに来る。
暑い夏の日に家へ帰って「涼しい」と感じる。
寒い冬の朝に布団から出る。
そんな何気ない毎日の積み重ねが「住まい」です。
だからこそ、私たちは見た目だけでなく、健康で、快適で、安心して暮らせることを住まいづくりの大切な価値だと考えています。

「あと20年、この家で暮らしたい」から考えてみませんか?

リフォームを考えるきっかけは、大きなものでなくても構いません。
「冬になると、この部屋だけ寒い」
「最近、光熱費が気になる」
「家が古くなってきたけれど、建て替えるほどではない」
「子どもが独立したので、夫婦二人で暮らしやすくしたい」
「あと20年、30年、この家で安心して暮らしたい」
そんなところから、住まいについて考えてみてはいかがでしょうか。
建築のひら木では、高性能住宅づくりで培ってきた断熱・気密・耐震の考え方を、リフォームやリノベーションにも活かしています。
目の前の不具合だけを見るのではなく、「なぜ、そうなっているのか」「どうすれば、これからの暮らしがもっと良くなるのか」を考える。
そして、限られた条件やご予算の中で、できるだけ効果の高い方法をご提案する。
それが、私たちが大切にしているリフォームです。
リフォームは、古くなった家をただ「直す」ためだけの工事ではありません。
今ある住まいを、これからも永く、快適に、安心して住み続けられる家へ変えていくこと。
今年の秋、ご家族で一度、「これから、この家でどんな暮らしをしたいだろう?」と話してみてはいかがでしょうか。
その答えが、これからの住まいづくりの第一歩になるかもしれません。
住まいについて気になることがありましたら、小さなことでもお気軽に建築のひら木へご相談ください。

ZEHビルダー

建築のひら木はZEH※の普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2030年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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