2023パッシブデザイン設計コンペ 関東ブロック大会において最優秀賞を頂きました!!
パッシブデザインとは、自然のエネルギー(太陽の光・熱、風など)を活かして快適な空間をつくることを目指す建築手法のことです。エアコンなどの機械に頼りすぎるのではなく、夏はどうすれば強い日差しを遮ることが出来るか、冬はどうすれば暖かい日差しを取り込めるか、風をどのように通すか…等を考えて設計します。自然エネルギーを最大限活用するためには、敷地の自然環境特性を理解することが大切です。
太陽の位置と軌道を可視化できるアプリ「サンサーベイヤー」を使って、実際にリビングの窓の位置に立ち、スマートフォンのカメラで太陽の位置を確認します。
日差しをたくさん取り込むために、大きな窓を南面に配置します。夏の強い日差しを遮るために庇をつけたり、冬の暖かい日差しを部屋の奥まで取り入れます。光を取り込むために吹抜を設けることもあります。
室内に入った熱は上部に溜まっていくので、上層部が熱くなります。高い場所に窓を設置することにより、上部に溜まった熱が排出されます。
そして高断熱・高気密で、夏の暑さ、冬の寒さを防ぎ、光熱費を抑えます。家の断熱性能が高まると、健康改善効果が期待でき、医療費の負担軽減にもつながります。