家づくりを考えている方から、よくこんな質問をいただきます。
「SW工法の無結露保証が35年から60年に延びたのはなぜですか?」
実はこれ、とても大切なポイントなんです。

そもそも「壁の中の結露」とは?
冬、窓に水滴がつくことがあるように、もし壁の中で結露が起きたらどうなるでしょうか?
・柱が腐る
・断熱材が濡れて性能が落ちる
・カビやシロアリの原因になる
つまり、家の寿命に直結する問題なのです。
だからこそ、SW工法(スーパーウォール工法)では「壁の中で結露を起こさない」ことを非常に重視しています。
なぜ60年保証に延びたの?
理由はシンプルです。
長年の実測データで“本当に結露しない”ことが確認できたからです。
SWパネルは、工場でつくられる一体型の高性能断熱パネル。
品質にバラつきがなく、湿気を通しにくい構造になっています。
さらに、
・高気密施工
・計画換気
・断熱欠損をつくらない設計
といった住宅全体の性能向上により、壁体内の環境が非常に安定していることが実証されました。
その結果、「35年」ではなく「60年」保証できるだけの裏付けが整ったのです。
これは単に年数が伸びただけではありません。
✔ 構造体の耐久性への自信
✔ 長期優良住宅思想との整合
✔ 子や孫の世代まで住み継げる家
を前提とした保証です。
家は10年、20年で建て替えるものではありません。
これからは「長く大切に住み続ける時代」です。
保証を受けるための注意点(免責・保管物)
保証には条件があります。特に押さえておきたいのは次の3点です。
① 図面・保証書・出荷証明書の保管が大切
LIXIL側の免責事項として、建設当初の図面がない場合や、保証書・出荷証明書が保管されていない場合は保証対象外となり得ます。
→ お引き渡し書類は、将来のためにまとめて保管しておくのがおすすめです。
② 換気を止めるなど「不適切な使用・維持管理」は対象外になることも
免責事項に、著しく不適切な使用または維持管理が挙げられており、例として「換気システムを停止する」「フィルター清掃をしない」などが示されています。
→ 高性能住宅ほど、換気を“正しく使う”ことが重要になります。
③ 「一時的な結露」は“有害な結露”とは区別される
Q&Aでは、ウレタンの構造上、時期によって目には見えない一時的な結露が発生する場合があるものの、断熱材劣化につながる有害な結露ではない旨が説明されています。
→ 不安なときは、状況を切り分けて相談するのが安心です。
「見えない部分の安心」を考えるうえで、保証内容を正しく理解しておくことは、住まいづくりの大きな助けになります。
私たちが大切にしていること
建築のひら木では、
UA値0.46
C値0.5
耐震等級3
を標準仕様とし、見えない部分の性能こそ家の価値だと考えています。
60年無結露保証は、その「見えない安心」を支える一つの証です。
家づくりで迷ったら、ぜひ一度“壁の中の性能”についても考えてみてください。
将来の安心は、完成してからではなく、設計の段階で決まります。

