太陽光発電と蓄電池は併用すべき?導入メリット・デメリットを解説

マイホームに家庭用太陽光発電システムの導入は検討しても、蓄電池の併用までは検討できない…という方は多いでしょう。
多くは高額な導入費用が主な理由とされますが、蓄電池は初期コストを十分に回収できるだけの可能性を秘めています。
今回は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて使用するメリット・デメリットについて解説します。
これから太陽光発電を導入する方も、すでに設置済みで蓄電池の併用を検討している方も、ぜひ参考にしてくださいね。

太陽光発電と蓄電池を併用するメリット

時間帯や天気を気にせず電気が使える

日射のある昼間は一番発電量の多い時間帯ですが、日中は家族が不在という家庭も多いでしょう。
蓄電池は発電した電気を貯められるので、昼間つくった電気を夜間や曇天時に使用できます。
どんなライフスタイルの家庭でも、時間帯や天気を気にすることなく太陽光発電の恩恵を受けられるのは大きなメリットといえます。

電気代を大幅に節約できる

蓄電池で自家発電分の電力を効率的に使用することで、電力会社から購入する電気量を大幅に削減できます。
電気代上昇がいちじるしい昨今、全国の電気料金の目安は31円/kWh
一方、住宅用太陽光発電の買取価格は16円/kWhとなりました。
太陽光発電でつくった電気は「売るよりも自分で使う」のが、今後の賢い運用方針だということが分かります。
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「新電力料金目安単価」令和4年7月22日改定

 

災害・停電時に電気を使える

災害で停電した折など、もしもの際にも電気が使えることは非常に大きな安心につながります。
蓄電池や世帯人数によっても使用可能な日数は変わりますが、ライフラインの復旧が行われるまでの数日間をしのげれば、安定した生活を送れるでしょう。

太陽光発電と蓄電池を併用するデメリット

導入コストが高い

家庭用の蓄電池は性能が高い分高額です。
費用の目安は100~200万円程度。
太陽光発電システムとあわせれば、200~300万円ほどの費用となります。
しかし、リース契約やローン利用で電気代と相殺しながら使用していくことで、まとまった負担を軽くすることも可能です。

定期メンテナンスが必要

蓄電池の耐用年数は15~20年と言われ、定期的な交換が必要になります。
さらに太陽光発電システムに必要な「パワーコンディショナー」についても15年ほどで定期交換が必要なため、メンテナンスにかかる費用を確保しなければなりません。

設置スペースが必要

蓄電池を利用するには「蓄電池ユニット」という設備を屋外に設置する必要があります。
容量によっても異なりますが、エアコンの室外機よりも一回り大きい程度のサイズ感です。
加えて保守・点検できるスペースを見込んだ設置が必要です。

まとめ

今回は、太陽光発電と蓄電池を併用するメリット・デメリットについてお伝えしました。
現在では高額な蓄電池ですが、年々価格は下降傾向にあり、一方で容量や性能は大幅に向上すると考えられています。
しかし国や自治体から受けられる補助金は縮小方針、また電気代抑制は導入が早いほど効果が見込めるのが事実。
導入のタイミングは少々難しいところですが、まずは太陽光発電と蓄電池を併せたシミュレーションをおすすめします。
建築のひら木では、太陽光発電システム・蓄電池について数多くの実績を持ち、新築時での導入をサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください。

ZEHビルダー

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ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
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2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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