【2023年版】3分でわかる!ZEH住宅の基準とは?

省エネ住宅のひとつである「ZEH住宅」。
ハウスメーカーではZEH普及率が50%を超え、その認知度も急速に拡大しています。
「エコで快適、補助金や税金の優遇措置もある」というメリットから、実際に検討している方も多いでしょう。
今回は、ZEH住宅を建てるための基準について解説します。
最新の情報を仕入れて、賢い家づくりを行っていきましょう!

ZEH住宅についておさらい

ZEHとは

『ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)』とは、年間エネルギー消費量をゼロ以下にする住宅をさします。
住宅の断熱性を高め消費エネルギーを最小限に抑えながら、太陽光発電システムなどの創エネ設備から創り出すエネルギーで使った分を賄う、という仕組みです。
政府は脱炭素社会の実現に向け、「2030年までに新築住宅はおおむねZEH基準であること」を目指しています。
快適でエコなZEHの採用は、国を挙げての政策を実現させる一端を担っているのです。

ZEHを取得するメリット

ZEHを導入する最大メリットは、光熱費の大幅な削減につながる点です。
省エネ効果の高い仕様は冷暖房効率を上げ、少ないエネルギーで「夏涼しく冬暖かい」住まいを実現させます。
ヒートショックといった室内の寒暖差によるリスク回避にも効果的で、健康にも家計にもやさしい住宅といえるでしょう。
さらに太陽光発電システムや蓄電池の活用により、災害時に停電が起こったとしても電気が使える生活を送れる点は大きなメリットです。
また、現在世界中で推し進められている脱炭素化について、ZEHの貢献度は少なくありません。
今後、再生可能エネルギーの必要性がより高まることを考えれば、ZEHを取得する意味も大きくなっていくでしょう。

ZEHの4つの基準

ZEH住宅と認定されるには、4つの基準を満たす必要があります。
以下にくわしく見ていきましょう。

断熱

住宅の断熱は、室内外の熱の出入りを防ぎ、魔法瓶のように室温を一定に保ちます。
ZEHは高い断熱性能を必要とし、その基準として使用されるのが「UA値」です。
UA値は室内から外皮を伝わり逃げる熱の量をあらわし、数値が小さいほど高い断熱性能であることをしめします。
ZEH基準のUA値は、0.60~0.40以下です。
日本は地域による気候差が大きいため、エリアによってUA値の基準も異なります。

省エネ

ZEH住宅は、以下の設備について「国が定めた一次エネルギー消費量より20%以上削減」することを求められます。
・冷暖房設備
・照明設備
・給湯設備
・換気設備
電子レンジや冷蔵庫といった生活家電は大きな電力を消費しますが、この設備には含まれません。

創エネ

容量に指定はありませんが、再生可能エネルギー設備の導入が必要です。
太陽光発電システムが採用されるケースが多いですが、地熱・バイオマスなど、意外な選択肢も多くあります。
ZEHとして必須ではありませんが、蓄電設備を組み合わせることで、発電システムをより効率よく使用できます。
災害対策や節約効果も期待できるでしょう。

エネルギー消費率

上記3つの効果をすべて合わせ、エネルギー消費量の100%以上削減を示すことで、ZEH住宅と認定されます。

まとめ

今回は、ZEH住宅の基準をお伝えしました。
さまざまな設備投資が必要で初期費用が気になるZEHですが、各種補助金や税金の優遇を受けることで、負担を軽減できます。
しかし、それらを利用するには細かい基準をクリアする必要があり、申請手続きも複雑です。
建築のひら木は、ZEHプランナーの最高峰★★★★★★6つ星を獲得しています。
ZEH導入を検討される方は、お気軽にご相談ください。
快適な住まいを建てるお手伝いをいたします。

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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