住宅ローンの借り換え、メリットや注意点とは?

返済中の住宅ローンを少しでも減らせればと、金利差を見て借り換えを検討する方も少なくないでしょう。
借り換えには、返済額が減らせるという以外にもメリットがあるのをご存じですか?
今回は住宅ローンの借り換えについて、様々なメリット、注意点を解説します。
借り換えるべきかどうか、判断の目安にぜひお役立てください。

住宅ローン借り換えのメリット

返済額を減らせる

低金利のローンに借り換えることで、金利差分の返済額を減らすことができます。
借入残高2,000万円、返済期間20年の場合を例に見ていきましょう。
金利年1.5%→96,509円/月 1,158,108円/年
金利年0.75%→89,765円/月 1,077,180円/年
金利が1.5%と0.75%の場合では、年間で80,928円お得になります。
(計算詳細や端数処理は各金融機関によって異なる場合があります。)
また、借り換え時には返済期間やボーナス返済の設定についても変更ができるため、条件の変更によって総支払額を減らせる可能性があります。

返済期間を短くできる

金利を低くして、毎月の返済額をそのままに据え置くことで、返済期間を短縮することができます。

長期固定金利を選べる

10年固定や20年固定といった長期間の固定金利に切り替えることが可能になります。
変動金利で将来の金利上昇に不安がある場合は、長期固定金利での借り換え検討をおすすめします。

リフォームローンを併用できる

リフォームローンは一般的な住宅ローンより金利が高いケースが多数。
借り換え時にリフォーム費用分も併せて借りれば、金利分の費用を抑えることができます。

団信保険内容を見直すことができる

通常の団信(団体信用生命保険)は住宅ローンの返済期間に死亡または高度障害となった場合、返済額が0円になるという保険です。
しかし、近年では「ガンと診断」や「生活習慣病で180日以上入院」といったケースでも0円になる特約が充実してきています。
借り換えでは、こうした最新の団信に切り替えができる点も大きなメリットです。

住宅ローン借り換えの注意点

諸費用が余分にかかる

借り換えを行うには、現在の住宅ローン完済、新規ローンの手続きに際しての諸費用が発生します。
具体的な金額は、ローンの金額、残年数、金利などによって異なりますが、30~80万円程度が目安です。

手間と時間がかかる

借り換えには、銀行の審査を受ける必要があるため、物件や本人に関する各種書類が必要になります。
本人確認書類、源泉徴収票、売買契約書、建築確認済証といったさまざまな書類を集めるために、手間や時間を要します。

借り換えの目安は?

借り換えによって返済額を減らすためには、金利差分が諸費用を上回ることが条件です。
基本的には、現行ローンの金利と返済額が大きく、返済期間が長いほどメリットを受けられます。
「残債1000万円以上、返済期間10年以上、金利差1%以上」というのが、借り換えすべきという一般的な目安。
しかし、ケースによっては金利が1%以下でもプラスになる可能性があります。
借入先の銀行で細かいシミュレーションをしてもらいましょう。

まとめ

住宅ローンの借り換えはさまざまなメリットがあります。
今後の金利上昇や物価高に備えて、リスク回避の検討をすることは非常に大切です。
金額以外のメリットや注意点も考慮したうえで、借り換えの判断をしてみてくださいね。
ひら木では、ご家族の価値観を優先したお金の使い方を考えながら、明るい人生設計のためのライフプランシミュレーションをさせていただいております。
また、ご要望に応じてファイナンシャルプランナーをご紹介しています。
住まいづくりのお金のこともお気軽にご相談ください。

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建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

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2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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