新築引き渡し後の定期点検はいつ?時期や内容を解説

ハウスメーカーや工務店の多くが、アフターサービスとして実施している定期点検。
実際にはいつ、どんなことが行われるのでしょうか?
今回は定期点検の一般的な時期の目安や内容、準備するべきことを解説します。
引き渡し後も安心して住まい続けるために必要な定期点検について、ぜひ理解を深めてくださいね。

定期点検のタイミング

一般的には完成時に加え、半年、1年、2年というタイミングで行われるケースが多数。
さらに5年や10年といった点検を設ける会社もあり、点検回数が多いのは安心材料の一つといえます。
新築住宅は、引き渡しから10年間、瑕疵担保責任が義務付けられており、構造や屋根などの主要部分に欠陥があった場合、売り主の責任で補修工事を行います。
定期点検は見えない部分の瑕疵を発見して期間内に対処するためにも、大変重要な作業です。

定期点検の内容

実際の定期点検ではどういった項目をチェックするのでしょうか?
タイミングごとの内容をみていきます。

半年点検時

入居後間もない半年の点検では、工事を担当した現場管理者が同行する場合が多く、指摘事項を理解してもらいやすいメリットがあります。
チェック項目は会社により異なりますが、外壁や屋根、外構部などの屋外部から、屋内の仕上げ、建具、設備機器、天井裏や床下のチェックを行います。
所要時間は1時間程度で済む場合がほとんどのため、必ず実施しましょう。
特別に準備すべきことはありませんが、扉は完全に開閉できるか、床下・天井の点検口は周辺に物がないか、といった事前の確認が必要です。

指摘が多い項目は以下の通りです。

・各所のキズ・汚れ

・クロスの剥がれ

・扉開閉時の不良

ちょっとした施工の甘さや、建材の不具合などが表れやすい時期でもあるので、気になった箇所は気兼ねなく伝えるようにしましょう。

1~2年点検時

入居後時間が経つと、「部屋が散らかっている」「時間が取れない」といった理由で、定期点検を断ってしまう場合も。
しかし、屋根裏の雨漏りや排水管の不良など、一見してもわからない箇所に重大な不具合が潜んでいるケースも少なくありません。
チェック項目は半年と同様に設けている会社が多いでしょう。

確認されやすい不具合は以下のような項目があります。

・扉開閉時の不良

・フローリング、クロスのキズ

・排水不良・排水管の異音

1~2年経過すると、木構造の収縮によって扉の立て付けが悪くなったり、クロスにひびが入ったりすることが見受けられます。
こういった不具合は無償で補修を受けられる可能性が高く、プロの目でしっかりと確認してもらうことが重要です。
物をぶつけてしまった場合のクロスや床のキズは保証対象外になるケースが多いので、火災保険を使っての補修を検討しましょう。

まとめ

新築住宅の定期点検は、住まいを何十年も長持ちさせる大切なメンテナンスです。
家づくりをご依頼の際に、引き渡し後どんなアフターフォローがあるのかを事前によく確認しておくことが、長期的な安心につながります。
保証の対象となる不具合や施工不良についてや補修が必要になる場合は無償か有償かというように保証内容と保証期間をあらかじめ知っておくことが重要です。
ひら木では、3カ月目、6カ月目、1年目、2年目、5年目、10年目、15年目と合計7回の点検または検査を実施しております。
さらに、20年間の瑕疵保証を設け、大切なお住まいを末永くサポート。
安心の定期点検を受けたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

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2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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