キッチンコンセントの「足りない!」「隠れる!」を避けるベストな配置とは?

新築後、住まい始めてから多くの人が後悔する「キッチンのコンセント」。
基本の電子レンジや炊飯器だけでなく、たまに使うミキサー、買い足したコーヒーメーカーなど、予想以上にコンセントが必要になっていきます。
また、家電の場所や大きさによってはコンセントが隠れてしまうことも。
今回は、使い勝手の良いキッチンコンセントの数と位置を解説します!

キッチンコンセント後悔ポイント

数が足りない

圧倒的に多いこのパターン。
現状よりも広いキッチンの新居に住まい始めるパターンでは、さらに家電を増やしたくなることも。
また、将来も現在の利用状況と同じような電気製品の使い方で済むとは限らず、日常的に使用する電気製品は増える可能性があることも忘れてはならないでしょう。

位置が悪い

近年の家電は、複合調理など性能アップに伴い、少しずつ大型化しています。
さらに家族のライフステージの変化に合わせ、ファミリー向け家電に買い変えることでも大型化し、今までは問題なかった位置が隠れてしまう可能性も。

コードが短い

キッチン家電のコードは最低限の長さに設定されていることが多く、場所によってはコンセントに届かないケースも生じます。

失敗しないコンセントの数・位置決め

キッチンのコンセントの数は6箇所はあると便利!

一般的な家庭のキッチンでは100Vのコンセントが6箇所あると便利です。
キッチンでの使用頻度が高く、固定して使う家電といえば、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、トースターの4つ。
こうした家電を使うためには最低限4箇所のコンセントは必須となります。
またプラス2箇所は、電気ケトルやコーヒーメーカー、ミキサーなどの一時的に稼働する小型家電に充て、差し替えながら使用するのがおすすめです。
しかし、ウォーターサーバーや電気鍋など、さらに固定して使用したい家電がある場合はさらなる設置が必要です。
キッチン家電は一つ一つが大きな電力を必要とするため、タコ足配線は非常に危険です。
配線コードやタップの電力を超えて使用した場合、発火の可能性が大いに高まります。
また、家の総電力には限りがあり、キッチンに増設し放題というわけにはいきません。
設計時の早めの段階で、必要な家電と設置できるコンセント数をよく確認する必要があります。

コンセント位置は「高さ」と「バランス」を考慮して

コンセントの位置は数に比べてイメージしにくい分、指定をせず後悔する人も少なくありません。
先に紹介したように、近年のファミリー向キッチン家電は大型化しています。
そのため、買い替え後の大きさもイメージしつつ、家電がぶつからない位置を検討する必要があります。
カウンター上ギリギリにコンセントを設置した場合は、家電に隠れてホコリが溜まりやすく漏電の危険性も。
冷蔵庫や電子レンジなどプラグを指したままの状態が続くコンセントは、メンテナンスがしやすいよう家電より高い位置に設置するのがおすすめです。
一方で、一時的に使用する家電用のコンセントは抜き差ししやすい腰上~胸くらいの高さがベスト。
またコード長さを考慮して、コンセントは集中させず、バランスよく分散させることが大切です。
対面カウンター付キッチンなどは、カウンター側にもコンセントを設置すると、家族全員が使いやすいキッチン周りが実現します。

まとめ

毎日頻繁に使うキッチン周りは、使いやすく安全であることが一番!
設計時には、キッチンの性能やデザインをつい優先してしまいますが、コンセント計画もぬかりなく進めましょう。
ひら木は、こだわりの家づくりを親身に相談できるパートナーとして、理想の想いをカタチにします。ぜひお気軽にご相談ください。

 

ZEHビルダー

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ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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