固定資産税、電動シャッターも加算項目?評価額はこうして決まる!

マイホームを手に入れたら毎年支払い義務が生じる「固定資産税」。
その金額は、それぞれの土地や家屋を評価して決められています。
しかし、建物の細かい仕様もチェックされているのはご存じでしょうか。
今回は窓シャッターを例に挙げ、固定資産税の算出方法や加算ポイントについて解説します。

固定資産税の決め方とは

固定資産税は、土地や建物を所有している地域の市区町村に納める税金です。
「固定資産税評価額×1.4%」の計算式によって求められます。
評価は、「固定資産評価基準」に基づいて各市町村が定めており、担当者が1件ずつ確認して決定します。
「土地」と「家屋」の2項目について、評価点数の加算方式によって決まるため、非常に細かな条件によって変わります。
また、この評価額については3年ごとに「評価替え」がされ、定期的に見直される仕組みになっています。

評価項目「家屋」についてのチェック箇所

評価を行うには、税務課の職員が直接赴き家屋調査を行います。
家屋単位当り再建築費評点数算出票を使用し、図面と現地両方を細かくチェックをします。
対象は主に、屋根、基礎、外壁、柱・壁、内壁、天井、床、建具、設備、仮設工事の容易さ、その他(会談、バルコニー、ロフト、床の間、点検口など細かい仕様)の11か所に渡ります。
一般的には、面積が大きく、高価な材料を使い、手間のかかる工法で、複雑な形状をしているほど見積もりは高くなります。

評価額が変わる窓の種類

窓ひとつとっても、非常に細かい情報から評価を決定していることが分かります。
通常窓(サッシ)は建具の項目に含まれ、形状と面積によって評価が異なります。
しかし、外部に網戸、雨戸・シャッターを取り付けた場合は項目が追加となり、評価額がアップするのです。
単体では数百円程度の追加ですが、家中の窓の数は意外と多く、グレードのよいものを設置している場合は、総計で数千円から万単位で変わってきます。

例1:1㎡程度のFIX(固定)窓 → 約200円

例2:3㎡程度の引き違い窓(網戸、雨戸付) → 約900円

※算定値は自治体によって異なります。

電動シャッターの評価額は「加算評点」によって高くなる!

スイッチやリモコンだけで手軽に開閉ができる電動タイプのシャッター。
複数個を一度に開閉できたり、タイマーを利用できたり、種類も豊富で非常に便利に使用できます。
しかし、電動シャッターは評価額の加算評点項目に含まれ、「自動開閉装置」という括りで評点が決められています。
加算額はおよそ2000円程度ですが、取り付け自体を事前に検討するだけでなく、箇所を絞って設置するといったことで、細かな節税対策となります。

まとめ

固定資産税評価額の算定は、項目を単純に積み上げるだけでなく、補正値なども算入していくため、かなり専門的な知識が必要とされます。
「予想以上に固定資産税が高い!」といった結果を招かないためにも、専門家への事前の相談・確認が大切です。
ひら木では、家づくりのパートナーとして、あらゆる不安や悩みの解決をサポートし、理想の想いをかたちにします。
家づくりをお考えの方は、お気軽にお問い合わせください!

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

MENU