中庭のある開放感たっぷりの間取り「コの字型住宅」! 知っておきたいメリットとデメリット!

中庭のある家だと、室内に日光がたっぷりと差し込み、明るく開放感が得られます。
家族のライフスタイルや、その土地の特性を考慮して間取りを決める際に、シンプルかつ一般的な四角い住宅の間取りを設計する方が多い傾向にあります。
わが家だけの理想の家づくりを進める中で、明るく開放的な中庭のある「コの字型住宅」の家を検討してみるのはいかがでしょう。
そこで今回は、中庭のある間取りが実現できるコの字住宅の知っておきたいメリット・デメリットを紹介していきます。

「コの字型住宅」とは

コの字型住宅は空から家を見下ろした時に、「コの字の形」をしている住宅のこと。
三方が建物で囲まれた中庭のある間取りの住宅を指します。
家の真ん中に中庭を設けることで、全てのお部屋に太陽の光を採り入れられる点が特徴的です。
また、ご近所からの目線を遮りることができるので、開放感たっぷりでプライベート感のある庭で家族だけのライフスタイルを楽しむことができます。

「コの字型住宅」のメリット

自然光で家の中が明るくなる、開放的、風通しもよい

コの形の間取りにすることで北側に面した部屋でも南から太陽の光を採り入れることができます。
中庭に面した部屋に窓を設けることができるので、家の中を自然光で明るくすることができるというのが特徴です。
また、中庭があることで自然の風をとり込みやすく、外からの視線を遮りながら明るさや風通しが確保できます。

見栄えが個性的

海外では、ヨーロッパのアパートメントなどでよく見られる形であるものの、日本の家屋ではあまり採用されてこなかった新しいタイプの家です。
そのため、訪れた人にとってはとても印象的なものとして記憶に残るでしょう。
「家をデザイン する」という価値も高まっているなかで、これは大きなメリットと言えます。

空間を効率よく活用できる

家の真ん中の空間は、建物の外にある「庭」としても、部屋の延長としても活用することができます。
コの字型を回遊動線として利用することで、部屋から中庭を通って別の部屋へ効率的に移動することもできます。
もうひとつのリビングとしても、庭と室内がつながる空間として、家族のコミュニケーションも深まります。
またお子さまの安全な遊び場、バーベキューや昼下がりのカフェタイムなど、おうち時間の楽しみ方のひとつにもなります。 

「コの字型住宅」のデメリット

日当たりがよく、風通しも良いコの字住宅の間取りですが、注意すべきデメリットもあります。
狭めの土地に無理にコの字の間取りを計画するのはおすすめしません。
ゆとりのない敷地にコの字型住宅を建てると、家全体がギュッと縮まって押し込められているような印象になってしまいます。

建築費が高くなりやすい

一般的な住宅よりも施工の難易度が高く、形状の複雑さから材料費や人件費をはじめとする建築費が高額になる可能性があります。
また、設計通りに建てるためには、ある程度技術力のある施工会社である必要があることも頭に入れておきましょう。
入居後についても、一定期間ごとに必要な外壁の清掃や塗装などのメンテナンス費用も一般的な住宅より必要になる可能性があります。

中庭に水がたまりやすい

コの字型住宅は、三方を建物に囲まれている中庭があるため、水はけが悪くなる傾向にあります。
水はけが悪い中庭だと、近年多発している集中豪雨などで中庭がプールのようになることもあります。
水たまりができやすいことで、蚊などの害虫が発生したり、カビやコケなどが発生することも。
こうしたリスクを回避するために、中庭にたまった水を外に排出するためのしっかりとした排水設備を設ける必要があります。

設計次第では部屋が狭くなる・部屋数が少ないことも

建築を予定している土地のある程度のスペースが中庭として使われる分、居室として利用できるスペースが減り、初めに考えていたものより部屋が狭くなったり、部屋数が減ったりする可能性があります。
家族のライフスタイルを考慮し中庭と部屋の広さや数どちらを優先するのかを家族で話し合いましょう。

まとめ

今回は、中庭のある間取りが実現できるコの字住宅の知っておきたいメリット・デメリットを紹介しました。
コの字型住宅の間取りを家族が希望している場合は、土地の特性や家族のライフスタイル・優先順位をよく確認し、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。
ひら木では、お客様のご要望に寄り添い、長く快適に暮らせる間取りプランをご提案しています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

ZEHビルダー

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ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

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2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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