土間収納とは?玄関に土間収納をつくるメリット・デメリットを解説

「玄関まわりにあふれる物を何とかしたい!」
そんなお悩みをスッキリ解消する土間収納が注目されています。
土間収納は、あると便利な反面、プランニングで失敗して使わなくなってしまうケースも多いようです。
今回は土間収納のメリット・デメリット、プランニングのポイントをご紹介します。

土間収納とは?

土間収納とは、玄関から靴を脱そがずに物を収納できるスペースのことです。
土間収納に入れるのは、ベビーカーや自転車、アウトドアやガーデニング道具、外出時に身に着けるものといった屋外で使う物がメインです。

土間収納のメリット

土間収納を設置すると、以下のようなメリットがあります。

玄関周りがスッキリ整う

玄関は人の出入りが一番多い場所ですから、できるだけ整理整頓を心がけたいものです。
土間収納があると、それまで玄関に置かざるをえなかったさまざまなアイテムを格納できるため、スッキリとした玄関をキープすることができます。

屋外の汚れを室内に持ち込まない

雨に濡れたレインコートを室内に持ち込むのはチョット……。
そんな場合にも土間収納が便利です。
ハンガーが掛けられるポールを設置し、濡れたり汚れたりしたものを干してから室内に入ることができます。
シューズボックスに入りづらい長靴やブーツ、スキーやスノーボードなども入れて置くことができます。

趣味の道具を保管できる

土間収納は趣味の道具を保管する場所としても重宝します。
キャンプやゴルフ、スキー、自転車など、アウトドアで遊ぶのが好きな方は、大きな道具まで収納できるスペースは嬉しいですね。

土間収納のデメリット

便利な土間収納には以下のようなデメリットもあります。

生活空間が狭くなる

限りある敷地のなかで玄関部分に大きめの収納スペースをつくると、その分生活空間に使えるスペースが少なくなります。
プランによっては玄関が小さくなり、使いづらくなってしまうこともあります。

将来デッドスペースになる可能性が

ベビーカーやおもちゃを収納したいと考えて土間収納を設置する場合、お子さんが成長し、土間収納スペースが不要になることが予想できます。
ライフステージの変化も考慮し、長期的に使える空間としてプランニングするべきです。

建築費がかかる

土間収納を設置すると、通常の玄関を設置するよりも建築費がかかります。

湿気によるカビのリスク

外で使う物を収納する場合、土や水気をそのまま閉じ込めてしまい、カビが発生する原因になります。

土間収納の湿気対策には、換気できるような工夫が必要です。

土間収納プランのポイント

土間収納をプランニングする際には、以下の点に注意しながら進めましょう。

生活導線を考える

土間収納は玄関から入った横部分に設置するのがスタンダードですが、土間収納への出入り口が玄関のみでは何かと不便です。
玄関から荷物を入れられ、かつ室内からも荷物を出し入れできるようにすると利便性が高まります。

荷物の総量や大きさを考える

土間収納を設置するにあたり、本来玄関や居住空間として使うスペースを狭めてしまうため、必要最小限の広さで設計するのが◎。
まず土間収納に入れたい物をリストアップし、どの程度のスペースが必要かじっくり考えましょう。
また、大きな物の出し入れをすることも考え、出入り口を大きめにつくることも大事です。

棚は可動式がおすすめ

土間収納に物をしまう際、棚があると整理がしやすくなります。
さまざまな大きさの物に合わせられるよう、高さや位置を変えられる可動式の棚がおすすめです。

あると便利なものを考える

土間収納にあると便利なものは何か考えてみましょう。
ハンガーラックや棚だけでなく、照明やコンセントもあると利便性が高まります。

ライフステージによる変化を見据える

子供の成長段階に応じて、土間収納に入れるものの大きさや量が変わることが想定されます。
例えば、玄関で場所を取りがちなベビーカーや遊び道具を土間に入れたいと考えている方は、そういったものを使わなくなる近い未来のことも思い描いてみてください。
お子さんが巣立ったあとにも必要な空間か、ライフスタイルの変化に合わせて有効に活用できるのか、生活スペースと土間収納のどちらを優先するかといったことをよく考えましょう。

湿気対策を万全に!

土間収納には外で使うものを入れる方が多いので、雨や土といったカビの温床になりやすい環境です。
カビ対策ができるよう、窓や換気扇などを設置して換気ができる空間にしたり、除湿機や除湿剤などを併用するなど対策を考えておきましょう。

本当に必要か、再度確認を

土間収納が便利だからといって、何でも入れてしまうのはNGです。
よくよく考えてみると、土間収納ではなく物置や押入れ、ガレージにしまう方が適切なものも多いかもしれません。
いま一度、土間収納の必要性について考えてみましょう。

まとめ

土間収納は限りある敷地の一部を使うことになるため、無駄がなく実用的なサイズや機能を見極めることが重要です。
ひら木では、お客様のライフスタイルに寄り添い、より快適な土間収納プランをご案内しております。
ぜひお気軽にご相談ください。

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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