弊社の家づくりを少しお話したいと思います。その3

先日のつづきをあと少し・・・

トステム(現LIXIL)のスーパーウォール工法(以下SW工法)住宅のモデルハウスを見学してしまった私は、高断熱・高気密を知ってしまい、高気密高断熱の家に目覚めたというお話を前回までにご紹介しました。

独立してからは、高断熱高気密住宅一本でやっていこうと思っていましたが、独立したての頃は、仕事も少なく、元々ビル工事が得意だったこともあり、マンションの改修工事や、公共工事の設計監理の仕事のお手伝いなどをしていました。

そんな中で、ある日曜日の午後、弊社に新築の相談に来られた方がいらっしゃいました。

吹抜け

1棟目内観

初めての面談では、高断熱高気密住宅の魅力や快適な生活が出来ること、光熱費が安上がりであることなど、2時間ほどお話したと思います。弊社の実績は全くありませんでしたが、前職では設計から工事までを何棟も担当させていただいていましたので、全く問題は無いものの、1棟目であることを聞くと内心はひるんだんじゃないかと思います。

土地はこれから探すということでしたので、一緒に探しましょうと提案し、土地探しを一緒に始めたのを昨日の事のようです。

ご主人がネットで気に入った土地があるという事で、広告を出していた不動産屋の担当さんと奥様と私の4人で見に行った時の事、まわりが田んぼで裏手が崖地の土地を紹介されました。横には小さな水路もあり、少し地盤が気になる地形だったので、「即決は避けるべき」とご夫妻に小声で伝えましたが、奥様は気が付いたものの、ご主人は気づかず、担当さんと買う気満々で話を進める勢いでした。

帰りの道すがら不動産屋の担当さんは、月曜日にでも契約しましょう。興味を持っている人もいるので、早めが良いですよ。と常套句を使いましたが、「手付はいくら?・・・100万円はすぐには準備できないので、早くても来週末です」とつい私が言ってしまいました。

その後、その担当さんと別れたあと、私と奥様は反対ですとご主人に伝えると、色々言ってましたが、渋々断念したようでした。

その後の移動中、ご主人が「そういえば、この不動産屋で未公開物件があるとブログに書いてあった」と気になっているという不動産屋さんのホームページを見せてくれました。そこに電話して聞いてみようという事になり、連絡を入れるとまだその土地は有るとの答えに、今から見に行きたいと言って、場所を案内してもらいました。

そこは高台でまわりは区画整理されたしっかりとした整形地。まわりの地形をみるとおそらく地山を区画したものと想像できました。道路のアスファルトも年月は経っていますが、ひび割れもなく地盤は、ほぼほぼ大丈夫だろうと思われました。また、周りの家の雰囲気も良く、価格もお手頃でなかなか良い物件の印象でした。

ご夫妻も気に入っておられたので、帰りの車の中で、周囲の地盤状況を帰ったら調べますので、それまで返事はお待ちくださいと別れました。

早速調べてみると、まわりの地盤調査の実績から、よほど変なものが埋まってない限り、大丈夫そうなので、すぐに連絡を入れました。

そして、とんとん拍子に土地が決まり、弊社の高断熱高気密住宅の1棟目が始まることになりました。

外観

1棟目外観

なんだか、創業物語風の内容になっておりますが・・・(笑)。

後で伺った話では、別の工務店とのお話も有ったようで、最終的に弊社への依頼に感謝しています。

と、同時にお客様が一般的な断熱性能の家を建てなくて良かったと思いました。

さていよいよ次回は弊社の家づくりを詳しくお話します。

つづく・・・(またかよ!という声も聞こえてきますが・・・)

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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